プライベートバンクとは本当に資産を増やしてくれるのか?

プライベートバンクというと、何か運用を任せているだけで一般では考えられないような利益を上げてくれるようなイメージがありますね。日本でも昔から、漫画ではゴルゴ13などで特別な銀行のような印象がありました。

これはプライベートバンク自身も、意図的にこのようなイメージ広告や宣伝を行ってきたので仕方がないことです。ただ実際は、富裕層だけの特別な金融商品など存在しません。

別に10億円や100億円の金融資産を持っていても、金融市場の中ではそれほど大きな金額とは言えません。

もともと市場で大きな勢力というと、年金基金や生命保険会社の機関投資家です。彼らは数兆円規模のお金を運用しています。ただかれらでさえ常に利益を上げているわけではありません。

明らかにインサイダーな情報が入ってきていても、絶対に損をしないというわけではないのです。ましてや個人のお金持ちレベルに特別の利回りが確定しているような魔法のような投資商品は存在しません。

そもそもそのような投資機会が存在するのなら、顧客に情報を流すよりも自らのお金を運用したほうがよほど儲かります。手数料だけでなくまるまる儲けなので当たり前の話しです。

リスクが存在するから、プライベートバンクも手数料ビジネスをしているということを忘れてはいけません。一般の人よりも有利というのも、イメージ戦略なだけなのでダマされないようにしましょう。

よくプライベートバンクの体験談などのブログがありますが、あれを読んでいると良いことばかり書いてあります。内容は親身にコンサルタントをしてくれて、運用計画書に基づき確実に大きな利益を出している、などと書かれています。

あのようなブログは何の目的で発行されているのかというと、ほとんどが紹介料を稼ぐためです。1件プライベートバンクに顧客を紹介するといくら、とかいくら預け入れをしたかでそのうちの何%とか、コミッションが発生するのです。

そのため悪く書かれているわけがありませんし、そこに上げらている運用益も参考にはなりません。実際には、書いている本人がそこの顧客ではないこともあるので、あまり真に受けないほうがいいでしょう。

基本的にプラーベートバンクは手数料も高額で、なかなか利益を上げるのは難しいことが多いです。ただ顧客を気持ち良くするような演出はしてくれます。

それで良い気分になっている内に、損失をふくらませてしまっては意味がありません。せっかく一般的に見れば大きな資産を手にしたのなら、規模の大きさに拘らずに優良な金融機関と取引したほうがずっといいと思います。

私がお勧めするのは、ある程度大きな資産がある場合は、市場平均を狙ったインデックスファンドなどをメインにしていけば、それだけでも長期的に利益を積み上げて行けます。

それ以外では、個人的に優秀なファンドマネージャーに運用してもらうのもいいと思います。短期的に爆発的な好成績を上げた人間ではなく、長期に渡って安定してパフォーマンスを上げている人が狙い目です。

プライベートバンク神話がある人は目を覚ましたほうがいいですね。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ